長崎県諫早市多良見町のぞみ公園 星空観望会 2006

諌早市多良見町のぞみ公園 第11回 星を見る会

 夏休み恒例の、のぞみ会館「星を見る会」を、7月27日に開催します。こと座のリング星雲、ヘラクレス座の球状星団など、不思議な形の星雲・星団を、大きな望遠鏡で覗いてみませんか。

 もしかすると、流れ星や人工衛星にも出会えるかも知れません。

 今年もまた、長崎市、諫早市、大村市などから星空解説ボランティアの方が、いろいろな種類の望遠鏡持参(じさん)で駆けつけてくださる予定です。

 同じ天体を、ちがった種類の望遠鏡で覗き(のぞき)比べて見るなんていう贅沢(ぜいたく)もできるかも知れませんよ。

 上のイラストは、露猫綾乃さん。 「100万人漫画化計画」 http://members11.tsukaeru.net/comic2/  など、楽しいホームページが大好評です。

7月27日(木) ごご7時30分 のぞみ公園広場に集まれ !!
予備日:7月28日 ( 詳しいことは43-6200のぞみ会館まで ) 諫早市教育委員会 多良見公民館主催

それでは当日観望できる天体について紹介します。望遠鏡のオーナーさんの解説を聞きながら楽しんでください。

【 リング星雲 M57 】 ring nebula(NGC6720) 光度9.3等 距離1410光年
 こと座にあり、リング状に見えることで有名な惑星状星雲。環状星雲、ドーナツ星雲などとも呼ばれ、小口径の望遠鏡でも楽しめます。この星雲を観測すると、私たち星仲間は、ああ夏が来たなと感じます。
 星が死ぬときに放出されて球状に広がったガスが、中心星からの紫外線を受けて蛍光灯のように光っているものです。
 暗闇にぽっかりと浮いたリングを見ていると、宇宙空間の広大さを改めて感じさせられる思いがします。
【アレイ状星雲 M27 】 dumbbell nebula  (NGC6853) 光度7.6等 距離975光年。
 こぎつね座にあり、大きくて見応えのある惑星状星雲です。その姿が鉄亜鈴の姿に似ていることから、あれい状星雲と呼ばれています。
 数万年前に超新星爆発をした星から放出されたガスが球状に広がって、中心星からの紫外線を受けて蛍光灯のように光っているものと考えられています。星雲の大きさは今でも、100年間に6.8″ほど大きくなっているのです。
【 干潟星雲 M8 】 lagoon nebula ( (NGC6523+NGC6530) 光度6.0 等 距離4850光年。
 夏の星雲の代表ともいえるとても美しい散光星雲です。肉眼でもその位置はすぐわかるほどの大星雲です。「干潟星雲」という名まえは、星雲の中を横切る暗黒帯の複雑な模様が、写真では水が引いたあとの干潟のように見えることから名づけられたものです。
  NGC6530という明るい散開星団が重なっているので、とてもにぎやかで、視野に入り乱れる光の帯の美しさと、明滅する星ぼしの輝きは、うっとりするほどの眺めです。
【 三列星雲 M20 】 trifid nebula(NGC6514) 光度9.0 等 距離2300光年。
 いて座の干潟星雲(M8 )のすぐ北にある散光星雲です。暗黒星雲 によって3つに引き裂かれたように見えるので、ジョン・ハーシェルによって命名されました。星雲中にあるO7型の7等級の高温星の放つ光によって淡いピンク色に照らし出されています。
 眼視ではなかなか写真のようなみごとな姿には見えませんが、口径20cm以上の大口径望遠鏡では、3つの部分にわかれた光の広がりを確認することができ。素晴らしい眺めとなります。
【 アルビレオ はくちょう座β星β Cygni Albireo
 白鳥座のくちばしにあたるβ星は、全天でもっとも美しい二重星でアルビレオと呼ばれています。小口径の望遠鏡で分離でき、黄色い(トパーズオレンジ)3.1等星と青い(サファイアンブルー)5.1等星の色の対比は。天上の宝石にたとえられるほど美しく見えます。
 このふたつの星は連星系を作っていて、およそ30万年の周期でまわりあっています
【 M5 】 ((NGC5904) 光度6.2等 距離2万3500光年
 へび座の頭部にあり、北天ではM13 に次ぐ明るさを持つ見事な球状星団です。M13も近いので見比べてみるとおもしろいでしょう。
  口径10cm60倍では、中心が明るい大きな丸い星雲状に見え、120倍では周囲が星に分解でき、球状星団の美しさが感じられるようになります。
  口径20cm150倍では、あわ粒のような微光星がびっしり球状に集まり、その中にまるでホースの水が勢いよく噴射しているような星の並びまで見え、見事の一言に尽きます。
【 白鳥星雲 M17 】 オメガ星雲 馬蹄形星雲 swan nebula((NGC6618) 光度7.0等 距離5870光年
 3つの星座(いて座、たて座、へび座)の境界にある、大型の散光星雲です。写真に撮ると星雲の姿がギリシア文字のΩ(オメガ)に見えることから、オメガ星雲とか馬蹄形星雲とも呼ばれています。しかし、望遠鏡眼視での第一印象は湖面に浮かぶ白鳥のように見え、白鳥星雲のほうがイメージに合います。
 また、このあたりは天の川のとても濃いところで、すぐ北のM16や、南の星群など、微光星がちりばめられたようすは、じつに美しい。
【 野鴨星雲 M11 】 wild duck nebula((NGC6705) 光度6.3等 距離5500光年
 天の川のひじょうに濃い、たて座の北東の端にある、限りなく球状星団に近い散開星団です。その姿が、カモが群れ集まるようすに似ているとして、野鴨星雲(TheWild Duck) とも呼ばれています。あわ粒のような細かい星がたくさん集まり、ひじょうに美しく感動的な眺めです。
 星団中心部の恒星の間隔は1光年以下といわれ、もしそこで夜空を眺めると、シリウスほどの明るさの星が数百個も散りばめられるという、想像を絶する光景が展開されているはずです
【 コートハンガー Cr 399 】
 や座のα星の北東約4°の位置に、面白い並びの散開星団があります。双眼鏡で覗くと、一直線に並んだ5〜6個の星列の中央に、数個の星がぶら下がるようにかたまっています。これが星団かと思えるほどバラバラな集団ですが、その形が洋服を掛けるハンガー(衣紋掛け)に似ていることから、星見仲間の間では「コートハンガー」と呼ばれています。
 M27(アレイ星雲)のすぐ近くですから、あなたも一度訪れてみて下さい。
【 ヘラクレス座球状星団 M13 】 Globular Cluster of Hercule ((NGC6205) 光度5.7等  距離3万4000光年。
 ヘラクレス座にある 50万個以上の星からなる球状星団。肉眼でもぼうっとした光芒を見ることができます。
 口径20cm 150倍では無数の微光星がびっしりと固まった神秘的な姿が印象的です。
 美しさでは全天一といわれ、双眼鏡でも望遠鏡でも楽しめる素晴らしい天体です。
 あなたもぜひ、見事なその姿を、自分の目で経験してください。
【 M6 (butterfly cluster) (NGC6720) 光度5.3等 距離1300光年【 M7 (NGC6475) (光度4.1等 距離800光年
 さそり座の尾の先(毒針)にある、肉眼で見えるすばらしい散開星団です。M6(写真上方)は満月の3分の2ほどの大きさがあり、とんぼが羽を広げた形の星列が見えます。
 また、M7(写真下方)は満月の倍近い大きさで、6個の6等星を含んでおり、「X」の形に明るい星が並んでいるのがわかります。
 いずれも口径10cm50倍以下の望遠鏡でないと視野からはみ出てしまい、おもしろくありません
【 M4 (NGC6121) (NGC6720) 光度6.4 距離1万光年
 さそり座α星(アンタレス)の西1度にある、すばらしい球状星団です。6.4等と明るく、双眼鏡でも星雲状の姿を楽しめます。
 望遠鏡では、中心から周辺に向かって不規則に枝が伸びて、その上にいくつか星が並んでいるようすがわかり、一般的な球状星団とは少し見え方が異なる個性的な姿をしていることがよくわかります。
 1987年、星団中にミリセコンド(1000分の1秒)オーダーの周期で電波を発するパルサーが発見されました。
【 M22 (NGC6656) (NGC6720) 光度5.9等 距離7800光年。
 球状星団が数多くあるいて座にあって、いちばん見応えがある、約7万個の星を含む大型の球状星団です。双眼鏡で、いて座付近を観察するとかならず目に止まるほどの大きさで、目のよい人は裸眼でもすぐ位置がわかります。
 望遠鏡では、文句のない美しさで、ため息がでるほどの姿です。150倍くらいの倍率で中心付近まで星に分解でき、じっと見ていると何だか、宇宙空間に浮かぶ姿が立体的に見えてきて感動します。
【 子持ち銀河 M51 】 (NGC6720) (NGC5194+NGC5195) 光度8.1等 距離3700万光年。
 北斗七星の柄の近くにある美しい銀河です。大小ふたつの銀河が衝突をして、互いに吸い寄せられている姿です。
 M51のきれいな渦巻きの1本の腕の先に、NGC5195がつながっており、さらによく見るとNGC5195にも濃淡があることさえわかります。
 比較的低倍率でも、写真で見る子持ち星雲のイメージ通りの姿を見ることが出来て嬉しくなります。

【 ガーネットスター ケフェウス座μ星μ Cephei Garnet Star
 夜空の星もよく見ると、少しずつ色が違って見えますね。恒星の色はその表面温度で決まります。オレンジや赤い色の星より、青白い星の方が温度が高いのです。
 それでは超低温の、真っ赤な星を紹介しましょう。ケフェウス座のμ星です。1月の誕生石「ガーネット」のような深紅色の星で、その大きさは太陽の1500倍、表面温度2000Kという超低温赤色巨星です。
 またこの星は3.6等〜5.1等まで明るさを変える不規則変光星でもあります。

諌早市教育委員会主催 多良見町のぞみ公園 第11回 星を見る会

  7月27日(木)    ごご7時30分 《 場所:のぞみ公園広場 》  .

予備日:7月28日  詳しいことは 43-0049 多良見公民館まで。

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