長崎県諫早市多良見町のぞみ公園 星空観望会 2009

 自分の目で星雲を見てみたい in のぞみ公園

8月21日(木) ごご7時 のぞみ公園広場に集まれ !!
諌早市多良見町のぞみ公園 第14回 星を見る会

 毎年恒例の夏休み星空観望会を、今年は 8月20日 に多良見町のぞみ公園で、実施します。
今回は
夏の天の川 の周囲にある、見応え(みごたえ)のある 星雲星団 をゆっくりと堪能していただきましょう。
 今年もまた、長崎市、諫早市、大村市などから
星空ボランティア の方が、大きな望遠鏡持参(じさん)で参加してくれるかも知れません。望遠鏡オーナーさんの解説をよく聞きながら、ぜひあなたも自分の目で、夏の夜空の神秘を大いに楽しんでください。
★ 【ヘラクレス座球状星団 M13】 Globular Cluster of Hercules (NGC6205) 光度5.7等
 まずはちょうど8時頃、頭の真上に見えるヘラクレス座の巨大球状星団 「M13」 です。太陽と同じような恒星が 50万個以上もびっしりと集まっている場所です。
 肉眼でもぼうっとした光芒を見ることができますが、望遠鏡で見ると無数の微光星がボール状に固まり、美しさでは全天一といわれるその神秘的な姿が印象的です。

 もしもここに地球みたいな惑星を持つ星があったとしても、空を見上げたら 何百個もの太陽が輝いている わけですから、暑くてしょうがないでしょうね。

 実はこの星団は私たちから3万4000光年離れた距離にあります。と言うことは、あなたは 4000 年前にこの星団を出た光 を見ていることになります。
★ 【 リング星雲 M57 】 ring nebula (NGC6720) 光度9.3等 距離1410光年
 次はおなじみ夏の大三角形のひとつ、こと座のベガの近くにあり、リング状 に見えることで有名な惑星状星雲 「M57」 です。ドーナツ星雲 などとも呼ばれ、小口径の望遠鏡でも楽しめます。本当に真ん中が透けて見えて、まさにドーナツの姿そのものです。 
 これは太陽みたいな星が死ぬときに爆発して放出されたガスが、中心星からの紫外線を受けて蛍光灯のように光っているものです。つまりは星の死骸というわけです。

 現在でも 秒速 38 km の速さで拡がっているのですが、あまりに遠いところにあるため、たとえあなたが50 年後に見たとしてもたいして大きさは変わっていないでしょう。
 せいぜい
万年くらいしてからもう一度このM57を観測してみてください。きっとリングが今よりも少し大きく拡がっているのがわかることでしょう。

 私たちの太陽も、あと 50 億年後にはこのように爆発して臨終を迎えると言われています。
 暗闇にぽっかりと浮いたリングを見ていると、
宇宙空間の広さと時の流れの壮大さ を改めて感じさせられる思いがします。
★ 【 干潟星雲 M8 】 lagoon nebula  (NGC6523+6530) 光度6.0 等 距離4850光年 
 今度は南の空を見て下さい。私たちが棲んでいる銀河系の中心方向にある 「いて座」 にある散光星雲です。夏の星雲の代表ともいえる美しさで、肉眼でもその位置はすぐわかるほどの 大星雲 です。

 「干潟星雲」 という名まえは、星雲の中を横切る暗黒帯の複雑な模様が、写真では水が引いたあとの干潟のように見えることから名づけられたものです。
 NGC
6530という明るい散開星団が重なっているので、とてもにぎやかで、視野に入り乱れる光の帯の美しさと、明滅する星ぼしの輝きは、うっとりするほどの眺めです。

 実は星雲を形作るガスそのものは光ってはいません。ちょうどその背後に 偶然明るい星があった ために、その光が散乱して私たちに見えているのです。

 ということは、宇宙中にはこうした 「暗い星間ガス」 があちこちに充満していて、私たちにはただ見えていないだけだ、ということになります。
 そしてこうしたガスの中から、新しい
星の赤ん坊 が次々に生まれていると考えられています。

 

★ 木星の衛星が大接近している姿を、目に焼き付けよう。
 時を過ぎると、南東方向に上昇してきた木星の明るい輝きが目立つようになります。
 木星は太陽系最大のガス惑星で、望遠鏡ではその
縞模様 大赤斑 が印象的です。じっくりとその勇姿を楽しみましょう。
 ボイジャー探査機などによって木星には
60 個以上の衛星が確認されていますが、望遠鏡ではそのうちの明るい個のガリレオ衛星を見ることが出来ます。
 しかもなんとこの日は、第2衛星のエウロパと第3衛星のガニメデが大接近中 というんですから、これを見ることができた君たちは幸運ですね。

 当日午後時頃のガリレオ衛星の予想位置を右の図に示しますので、望遠鏡でのぞいたら、今日はぜひ名前を覚えて帰ってください。

望遠鏡で見た木星とガリレオ衛星のイメージ (2009年8月20日 午後8時頃)

 

 ★ 14年ぶりに環が消失した土星を見られるかも
 今年はちょうど土星の環を真横から見る時期に当たるため直線状に細くなっていて、環がほとんど見えない土星 という珍しい姿を見ることができます。

 しかも、あの有名な天文学者のコペルニクスでさえ生涯見たことがなかったというほど、見るのが難しい 水星 がその隣りに並んでいます。ただし、どちらもとても高度が低いので、太陽が沈んだ直後(15 分頃)、西の空がラッキーに晴れていれば、約 10 分間ほどこのふたつの惑星の姿を奇跡的に拝めるかも知れません。

のぞみ公園広場から見た西の空
(2009年8月20日 日没後約15分の頃)

 ぜひあなたも自分の目で、環のない土星という貴重な体験をして下さい。次回の土星の輪の消失は 2025 年です。

 

諌早市多良見支所公民館主催 多良見町のぞみ公園 第14回 星を見る会

  8月20日(木)    ごご7時 《 場所:のぞみ公園広場 》  .

雨天・曇天の場合は中止です。予備日は8月21日(金)です。詳しいことは 43-0049 多良見公民館まで。

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