ケンタウルス座 Centaurus
   広さ 1064.0平方度   南中日 6月07日

散開星団

NGC3766 11h33m08-61゚19' 5.1等。
IC2948 11h36m02-63゚15'
NGC4852 12h57m01-59゚20' 8.8等。
 星数 40ほどの小さな星団ですが、3cmでも見えます。
NGC5281 13h43m01-62゚39' 8.0等。
NGC5316 13h50m04-61゚37' 8.4等。
NGC5460 14h04m05-48゚05' 6.3等。
NGC5617 14h26m00-60゚30' 8.5等。
NGC5662 14h31m05-56゚21' 8.3等。

球状星団

ω星 (NGC5139) 13h23m08-47゚03' 3.0等。
 全天で最大の巨大球状星団で、
オメガ星団 として有名です。地球から 17,000光年の位置にあり、直径 20'の球体に 1000万個の星が密集しています。
 見かけの大きさは満月よりも大きいのですが、なにぶん南中高度が低いので、日本から満足に観測できる日は限られます。
 それでも地平線にもやがなければ裸眼でもボーッと丸い雲のように見え、双眼鏡ではっきりそれとわかります。10cmならぼんやりとした丸い像が印象的です。

 20cm以上の望遠鏡で見たω星団の威容はすばらしく、いくつもの星がつぶつぶに分離したすばらしい光景が広がります。
 名まえに恒星符号のギリシャ文字ω(オメガ)が付いているのは、1800年にヨハン・バイエルがこの星団を恒星と見間違えて付けたためです。
NGC5286 13h43m03-51゚07' 9.5等。
 
星の4'北にある。小口径でもよく見える。

惑星状星雲

NGC3918 11h47m08-56゚54' 8.4等
 5cmで青色の小円形がわかるが、とにかく小さい。

系外星雲

NGC3557 11h07m05-37゚16' 11.6等。
 8cmでかすか。
C 3253 12h21m01-34゚21' 11.8等 S型。
 15cmを要する。
NGC4373 12h22m07-39゚28' 11.7等 E3型。
 15cmを要する。
C 3370 12h25m00-39゚04' 11.9等 E2型。
 15cmを要する。
NGC4696 12h46m01-41゚02' 11.7等 E1型。
 15cmを要する。
NGC4945 13h02m04-49゚01' 7.8等 Sbc型。
 8cmを要する。
NGC4976 13h05m09-49゚14' 9.7等 E4型。
 7cmでかすかにわかる。
NGC5102 13h19m01-36゚23' 10.0等 SO2型。
 8cmでかすか。
NGC5121 13h21m09-37゚25' 12.0等 SO2型。
 8cmでかすか。
NGC5128 13h22m04-42゚45' 6.5等 E0/Sb7型。
 太陽が放出している光エネルギーの 5,000万倍の電波エネルギーを放出している
強力な電波源 として知られ、「ケンタウルス座A」 と呼ばれていました。
 写真で撮影すると、真ん中を横切る暗黒物質の筋が生なましく確認でき、たいへんに活発な銀河活動が行なわれていることがわかります。
 おそらく銀河中心部に、太陽の1千万倍の質量を持つ超巨大ブラックホールが存在しているものと考えられています。

 球状星団ω星団のやや北にあります。3cmで存在はわかりますが、8cmでもかすかな光芒です。ただの楕円銀河にしか見えません。
 口径 15cmの望遠鏡では、丸い形に中央東側から黒い切れ込みが入っているのが、なんとなく分かります。
 20cmの望遠鏡なら、まるで中央が引き裂かれたような、写真どおりの特異な姿が、彷彿と見えてきます。
NGC5161 13h26m03-32゚54' 12.0等 S型。
 15cmで判明する。
C 4296 13h33m08-33゚43' 11.3等 E型。
 8cmで判明する。
NGC5253 13h37m01-31゚24' 9.8等。
 1895年に超新星が出現した。8cmでかすかにわかる。
NGC5419 14h00m07-33゚44' 11.9等。
 15cmでかすか。
NGC5483 14h07m04-43゚05' 11.9等。
 15cmでも困難。

重星 

4423 7.1−7.4等
 8cmでわかれる。
109 5.4−8.1等
 5cmでは無理か。7cm高倍率で分かれる。
178番星 6.3−6.3等
 理論上 10.8cmでの試験星。しかし 15cmでも完全に分かれないことあり。
D星,Rmk14 5.6−6.8等
 8cmで良い。主星の色は黄橙色。
4518 6.3−8.8等
 伴星がかすかなため 8cm以上を要する。
γ星,h4539 3.1−3.2等
 周期 84年の二重星。観測には 10cm以上を要する。
4563 7.0−8.3等
 8cmで伴星かすか。
J星,133 4.6−6.5等
Q星,141 5.6−7.1等
 5cmでわかれる。白色と青色の一対。
142 6.7−8.4等。
N星,Rmk18 5.7−7.9等。
k星,HV101 4.7−6.2等
 6cm級でも良い。黄青色と薄紫紅色。
h星,HN51 4.8−8.5等
 8cmで良くわかれる。白味をおびた黄色と紅色の一対。
227 6.7−7.7等
 8cmでどうにかわかれる。
β1197 6.7−7.6等
 8cmで分離。10cmなら充分。
159 5.0−7.1等。

変光星

 7.0〜13.9等。 ミラ型。周期 315日。
 7.2〜14.0等。 ミラ型。周期 220日。
RV 7.0〜10.8等。 ミラ型。周期 446日。

特異天体

α星 リギル・ケンタウルス) −0.3等。
 ケンタウルスα星系は、恒星が3個ある三重連星で、太陽系から 4.39光年しか離れておらず、最も近い恒星系です。
 しだいに太陽系に近付いており、およそ 25,000年後には3光年の距離にまで接近すると見られています。

 おおいぬ座のシリウス、りゅうこつ座のカノープスに次いで、全天で3番目の明るさです。小型の望遠鏡だと、0.0等級の黄色星(A星)と 1.4等級のオレンジ色の星(B星)からなる華麗な連星を見ることができます。
 この連星は
80年の周期 でめぐり合っているので、人は2つの星が完全に一周するのを、一生かけて追うことが出来るということになります。

 小型望遠鏡では見えませんが、この2つの星から2゜離れたところに、第3の星 「
プロキシマ」 と呼ばれる 11等級の赤色矮星があります。公転周期は 100万年で、現在このプロキシマが 地球に一番近い恒星 で、距離は 4.2光年です。

 なお、ケンタウルス座α星とケンタウルスβ星とを結んだ線の延長上にみなみじゅうじ座があり、さらにケンタウルス座α星とケンタウルスβ星とを結んだ線の中点から垂直な線を延ばすと天の南極に行き当たることから、2つの星は 「南の指極星」 とも呼ばれています。