おとめ座  Virgo
   広さ 1294.4平方度   南中日 7月07日

系外星雲

NGC3976 11h53m04+7゚02’ 11.9等 Sb型。
 小さくて淡い。北方向10’に8等星がある。
NGC4030 11h57m08-0゚49’ 10.5等 Sc型。
 ふたつの10等星に挟まれている。
NGC4124 12h05m06+10゚40’ 12.0等 Sa型。
 8cmで微かにわかる。
NGC4178 12h10m02+11゚09’ 11.4等 E4型。
 8cmで微かにわかる。
NGC4179 12h10m03+1゚35’ 11.7等 SO型。
 8cmで微かにわかる。
NGC4216 12h13m04+13゚25’ 9.9等 Sb型。
 5cmでみえる。
NGC4261 12h16m08+6゚06’ 11.1等 E2型。
 5cmでみえる。
NGC4273 12h17m04十5゚37’ 11.8等 Sc型。
NGC4281 12h17m08+5゚40’ 11.4等 E5型。
M61 (NGC4303) 12h19m04+4゚45’ 10.1等 Sc型。
 おとめ座銀河団のうち、南のはずれにあります。
 かなり大きいのですが、6cmではやや困難でしょうか。10cmでは条件が 良ければ、明るくまるい姿がはっきりします。
 ちょっと見た感じは、彗星の核にそっくりです。
 規模は大体我々の銀河系と同程度とも言われています。
地球に正面を 向けているため、銀河面全体が見えている 「フェイスオン銀河 」 です。ですから大口径で観察すれば、腕の構造まで よく分かるのではないかと思われます。
 しかし正面を向いている銀河というものは、星の重な り部分が厚くないため、眼視ではどうしても全体的に光が淡くて、捕らえづらくな ってしまうのです。
NGC4365 12h22m00+7゚36’ 10.7等 E2型。
 5cmでよい。
NGC4371 12h22m06+11゚59’ 10.9等 SBa型
 15’に8等星がある。
M84 (NGC4374) 12h22m06+13゚10’ 9.3等 E1型。
 口径8cmの望遠鏡では恒星か、粒状の星雲といったところ。10cmでは 、隣の
M86 と共に同視野に見えます。
 M84 の方が小さいけれど、やや明 るいですね。
 いずれも楕円形なのですが、
M86 の方がより長い楕 円に見えます。
 2つの銀河の周辺を大口径の望遠鏡で低倍率で眺めると、他に
NGC4438NGC4461NGC4473NGC4477NGC4459NGC4474 などの暗い銀河が、一連の流れを作っているよう並んで見えま す。
 これは
マルカリアン チェーン(銀河鎖)と呼ばれています。

最も右がM84、その左に M86
周辺にはマルカリアンチェーンが並ぶ

M86 (NGC4406) 12h23m07+13゚13’ 9.7等 E3型。
 5cmで恒星と区別はできます。しかし10cmでも、興昧深い対象とは言え ません。
 望遠レンズでカメラ撮影すると
M84 と一緒に写り、「 あ、この二つ、なんか星じゃない。」 と気付く程度です。
 
M84 に比べてやや大きいのですが、淡い印象を受けます。そして円形 に近い M84 よりも南北に長い楕円形をしています。
 この
M86 は、毎秒244kmの速さで 我々に近づいている ことが判明しました。これは M86 が、おとめ座銀河 団の中心に向かって強くひっぱられているためであろうと考えられています。
NGC4388 12h23m03+12゚56’ 11.7等 Sb型。
NGC4417 12h24m03+9゚52’ 11.3等 E7型。
 8cm向き。
NGC4429 12h24m09+11゚23’ 10.2等。
 5cmでよい。
NGC4435 12h25m02+13゚21’ 10.2等。
 10cmで光斑状に見える。
NGC4442 12h25m05+10゚0510.7等 E5型。
 8cmでかすかな光斑がわかる。
4417 に近い。すぐ南に 9等星。
NGC4457 2h26m04+3゚51’ 11.l等 Sa型。
 8cmで可。
NGC4461 12h26m06+13゚28’ 12.0等。
 8cmで可。
NGC4469 12h27m00+9゚02’ 12.0等 S型。
 8cmで可。30’に6等星。
M49 (NGC4472) 12h27m03+8゚16’ 8.6等 E4型。
 かなりつぶれた形の楕円銀河です。
 5cmでようやく見えるかどうかの小さな光斑。
 10cmでは小 粒の球状星団のようにも見えます。
 12cmだと、星雲の周りが、彗星の頭のようにかすんでいる様子 がはっきりしてきます。
 30’へだて6等星南後続。
NGC4473 12h27m03+13゚4211.3等 E4型。
 8cmで可。
M87 (NGC4486) 12h28m03+12゚40’ 9.2等 E1型。
 おとめ座銀河団の中心近くにある、有名な楕円銀河です。直径 12万光年もの大きさを持つ巨大な銀河だと見られています。
 5cmで微かに見えますが、位置を知れば、双眼鏡で確認可能かもしれま せん。
 10cmで中心の明るいところがわかります。北6’に9等星。
 1918年、H.D.Curtis はこの銀河の
中心から延びるジェット を発見しました。このジェットは口径の大きな望遠鏡で あれば、可視光でも確認することができるということです。
 また、 M87強い電波 を放射していて、中心には太陽の約 30億倍の質量を持つブラックホールが存在するであろうと言われ ています。
NGC4526 12h31m06+7゚58’ 10.6等 S03型
 40’に6等星あり。
NGC4527 12h31m06+2゚56’ 11.3等 Sb型。
 15’南に8等の重星がある。
NGC4532 12h31m08+6゚44’ 11.9等。
 5’南に8等星あり。
NGC4535 12h31m08+8゚28’ 9.9等 Sc型。
 
4526 の北30’にある。8cmで見られる。
NGC4536 12h31m09+2゚28’ 10.5等 Sc型。
 
4527 の30’南にあり。5cmで見える。15’へだて7等星が北後続。
NGC4546 12h32m09−3゚31’ 11.4等 E6型。
 5cmでよい。
M89 (NGC4552) 12h33m01+12゚50’ 11.0等 E0型。
 5cmではきわめていので厳しいでしょう。10cmでようやく中心が明るい 像が見つかります。
 20cmになると、はじめて長円星雲らしく見えてきます。9等星が 15’南に先行。10’北後続。
NGC4564 12h34m00+11゚43’ 11.3等 E6型。
NGC4567 12h34m00+11゚32’ 9.6等 Sc型。
NGC4568 12h34m00+11゚32' 10.1等 Sc型。
  NGC4567 との二重星雲です。ふたつの星雲がまさに衝突している時期の姿なのです 。
 5cmで位置はわかるのですが、とても微かです。


右が
NGC4567NGC4568
左は
NGC4564

 15cm以上で、ようやく二重星雲であることがわかって きます。12’へだて8等星が北先行。
M90 (NGC4569) 12h34m03+13゚26’ 10.0等 Sc型。
 暗くて見つけにくい星雲です。

 5cmで微かな 光のシミ。口径 10cmの望遠鏡では M89 と同一視野に見えま す。
 
M90 はかなりつぶれた楕円形、M89 は丸い円 形に見えて、区別できるでしょう。
14’へだて8等星が南後続。

M90(上)と M89(下)

NGC4570 12h34m04+7゚31’ 11.8等 S0型。
 6cmで微か。
NGC4578 12h35m00+9゚50’ 12.0等。
 5cmで可。12’に8等星あり。
M58 (NGC4579) 12h35m01+12゚05’ 9.2等 Sb/SBb型。
 
M90 の南約 1.4゚ にあります。位置を知れば、6cmでも見えてきます。
 口径10cmの 望遠鏡で、楕円形の光のシミのようです。
 中口径でよく高倍率に耐えるので、核の部分の密集度が高いの でしょう。
 そう思ってみると、中心部がぴかぴかと輝いていて、 印象的です。
 西10’に7等星後続。
NGC4593 12h37m01−5゚04’ 11.6等 SBb型
 8cmで可。
M104 (NGC4594) 12h37m07−11゚21’ 8.7等 Sa/Sb型。
 地球からは、この渦巻銀河を真横から見ています。このように見える系 外銀河を、「
エッジオン銀河」 と言います。
 
M104 は、その姿をメキシコの帽子の形に見立てて 「ソンブレロ星雲 」 という名で親しまれています。
 5cmでも中心のかがやくところがわかります。
 口径 8-10cmの望遠鏡で、ソンブレロの形がはっきりとしてくるので、眺 めるだけでわくわくします。
 20cmで見える紡錘形は、すばらしいの一言です。渦巻の腕に暗黒帯があ って、銀河の中心を横切っているのが分かるからです。
NGC4596 12h37m04+10゚27’ 10.5等 SBa型
M59 (NGC4621) 12h39m05+11゚55’ 9.6等 E3型。
 5cmでも見 えると言われていますが、厳しいでしょう。
 口径8cm程度の望遠鏡の中倍率で、
M60 と共に見えてきます。
 淡い円形で、中心が良く輝いています。
 おとめ
ρ星の北 1゚25’にあり、7’へだてて東と西に9等星が挟んでいますので、 一度捜してみてください。
 ただし10cmで見ても大差ありませんでした。
NGC4638 12h40m03+11゚43’ 11.7等 E5型。
 M59 の15’南にある。
NGC4639 12h40m03+13゚31’ 11.5等。
 5cmに適する。
NGC4636 12h40m03+2゚57’ 10.0等 E0/S01型
 6cmで可。
NGC4643 12h40m08+2゚15’ 11.0等。
 12’に9等星あり。
M60 (NGC4649) 12h41m01+11゚49’ 8.9等 E1型。
 3’へだて
NGC4647 銀河(11.6等)があります。5cmで小光斑が見え 、10cmで明るい粒状です。
 口径 15cmでは中心部が明るく、周辺部の淡い構造もはっきりしてきます 。同時に、近接する
4647 が、微かな恒星状に見えるようになります。
  M60 はおとめ 座銀河団の中でも大きな楕円銀河で、ハッブル宇宙望遠鏡の観測では、太陽の約 2億倍の質量が中心部に存在することが分かってきました。
NGC4654 12h41m04+13゚23’ 10.5等 Sc型
 8cm以上の対象。4’へだて9等星後続。
NGC4665 12h42m06+3゚20’ 11.2等 Sa型。
 5cmで微か。
NGC4666 12h42m06−0゚11’ 10.8等 E6型。
 6cmで可。
NGC4691 12h45m06−3゚03’ 11.2等。
 6cmではやや困難か?
NGC4698 12h45m08+8゚45' 10.7等
 8cmに適する。
NGC4697 12h46m00−5゚32' 10.4等。
 6cmで淡い光芒。35'に6等星北後続。南に3個の9等星。
NGC4699 12h46m05−8゚24' 10.2等。
 7'離れて10等星後続。
NGC4713 12h47m05+5゚35' 11.8等 Sc型。
 8cm以上を要す。
NGC4753 12h49m08−0゚56' 10.7等。
 9等星2個と三角形を作っている。
NGC4754 12h49m08+11゚35' 11.6等 E型。
 10'南に9等星。
NGC4762 12h50m04+11゚30' 11.0等。
 6cmでみえる。
NGC4775 12h51m01−6゚21' 11.0等 Sc型。
 8cmで淡い。
NGC4781 12h51m08−10゚16' 11.1等 Sc型。
 
ψ星の1゚南。
NGC4790 12h52m02−9゚58' 12.0等 Sc型。
 8cmからみえる。8等星が12'北と20'北に後続。北6'に10等星がある。
NGC4856 12h56m07−14゚46' 11.4等 E型。
 8cmでよい。
NGC4866 12h57m00+14゚26' 12.0等。
 5cmで微か。
NGC4900 12h58m02+2゚46' 11.9等。
 6cmで淡い。
NGC4941 13h01m06−5゚17' 12.0等 Sa/Sb型
 10cm級に適する。
NGC4958 13h03m06−7゚45' 11.5等 E6型。
 6cmでみえる。
NGC4984 13h06m03−15゚15' 11.3等 S型。
 12'北に9等星。
NGC4995 13h06m09−7゚34' 11.9等 Sb型。
 8cm以上に向く。
NGC5044 13h12m07−16゚08' 11.7等 E0型。
 5cmでみえる。10'に8等と10等星が北先行。北後続。三角形をつくる。
NGC5054 13h14m03−16゚23' 11.3等。
 5cm級で可。
NGC5068 13h16m02−20゚47' 11.0等 Sc型。
 5cm級で見える。20'へだてて7等星が北後続。
NGC5077 13h16m09−12゚24' 11.7等 E3型。
 6cmで可。10'に7等星。
NGC5084 13h17m06−21゚33' 11.9等  SO型。
 5cmでよい。12'南に8等星が後続。
NGC5087 13h17m08−20゚21' 11.9等。
 8cmで見える。
NGC5134 13h22m06−20゚52' 11.9等。
 8cmで見える。20'へだてて7等星が北に先行する。
NGC5147 13h23m07+2゚22' 11.6等 Sb型。
 8cmに適する。
NGC5247 13h35m03−17゚38' 11.3等。
 8'に9等星北後続。
NGC5300 13h45m07+4゚11' 10.3等。
 8cmで可。
NGC5363 13h53m06+5゚30' 10.3等 E型。
 6cmで可。
NGC5364 13h53m07+5゚15' 10.5等。
 6cmで可。
NGC542627 14h00m08−5゚48' 11.0等 Sc型。
 相互の間隔が2'の二重星雲。5cmでみえるが、15cm以上で二つにわかれ る。
NGC5566 14h17m08+4゚11' 11.4等。
 10'に8等星先行。
NGC5576 14h18m05+3゚30' 11.3等 E2型。
 5cmで徴か。
NGC5584 14h19m08−0゚10' 11.7等 Sc型。
 8cmで微か。
NGC5668 14h30m09+4゚40' 11.9等。
 8cmで微か。
NGC5713 14h37m06−0゚05' 11.2等 Sc型。
 6cm級向き。
NGC5746 14h42m04+2゚10' 10.6等。
 109番星と10'はなれる。15cmでよくみえる。
NGC5775 14h51m05+3゚45' 11.4等 Sb型。
 8cmに向く。13'に8等星南先行。
NGC5806 14h57m05+2゚05' 12.0等。
 8cmでみえる。
NGC5813 14h58m07+1゚54' 11.8等。
 8cmで可。
NGC5838 15h02m09+2゚18' 11.7等 Sa型。
 110番星より 40'東にある。。5cmで可。南10'に8等の重星。
NGC5846 15h04m00+1゚48' 10.3等。
 5cmでみえる。
5850(11.6等,SBb)は15cmでみら れる。

重星 

Σ1627 6.6−7.0等 。 
γ星(Σ1670) 3.6−3.7等。
 「
ポリマ」 の愛称で知られる、青色と黄色のすばらしい一対です。この ふたつの星は、169年の周期で共通重心の周りをめぐっているのです。
 地球から見て 2005年には最も接近して見え、分離す るには 25cmが必要でしたが、その後しだいに離角は大きくなり、現在で は 10cm高倍率で充分わかれてくれます。

2012年5月4日
ようかんさん撮影

Σ1677 6.8−7.6 等。
 6cm以上で十分分離する。
54番星Sh151) 6.8−7.2等。
 分離には7〜8cmを要す。
Σ1740 7.4−7.7 等。
 5cmでわかれる。
Σ1788 6.7−7.3 等。
 8cm高倍率でわかれる。
Σ1833 7.5−6.9 等。
 光度差がないので、いかにも二重星という印象。5cmで分離。共に黄色 。
Σ1904 7.1−7.3 等。
 5cmでわかれる。

変光星

 6.2〜12.1等。 ミ ラ型。周期 146日。
 6.3〜13.2等。 ミ ラ型。周期 378日。