うみへび座  Hydra
   広さ 1302.9平方度   南中日 4月25日

散開星団

M48 (NGC2548) 08h11m02-05゚38' 5.3等。
 うみへび座の頭の先にある散開星団。
 メシエが 1771年に発見したとされていますが、メシエの記録した M48 の場所には該当する天体がなく、
長い間位置不明とされてきた、いわく付きの天体です。
 満月ほどの大きさの明るい散開星団なので、月のない夜には肉眼でもぼんやりとした存在がわかります。意外と簡単に見つけられるでしょう。
 地球からは 2000光年の距離にあります。
 5cmで個々の星が見えはじめ、10cmで覗くと、
ふたつの 「C」 の字の一つを裏返しにして背中同士をくっつけた ように星が連なって、なんとも興味ある姿をしています。

球状星団

M68 (NGC4590) 12h36m08-26゚29' 8.2等。
   からす座のδ星からβ星へ直線を伸ばした先にあります。双眼鏡で恒星と区別することが可能です。
 5cmでまるい星雲状。10cmで微星がほんの少し見えはじめます。20cmでかわいい球状星団らしい姿の全体が観望できます。

惑星状星雲

NGC3242 10h22m04-18゚23' 7.0等。
 円盤型の見え具合から 「
木星状星雲」 と呼ばれています。
 3cmでは恒星状なので見落とします。8cmで中心部の広がりが見えはじめますが、鑑賞には最低 10cmが必要です。
 15〜20cmでくっきりとした青緑色の円盤像が見られるでしょう。

系外星雲

NGC2784 09h10m01-23゚58' 11.2等 SO型。
 5cmでかろうじて見えるかどうか。15cmなら輝く中心部が見える。
NGC2811 09h13m09-16゚06' 12.0等。
 小さいので 5cmでは存在だけ。長円形がわかるのは 25cm以上。9’北に9等星あり。
NGC2855 09h19m01-11゚41' 11.9等。
 うみへび 26番星から 30’離れている。8cm以上での対象。北4’に 8等星あり。
NGC2889 09h24m08-11゚25' 11.9等 Sb型。
 8cm以上での対象。15’へだてた9等星と三角形をつくる。4’南に11等の重星あり。
NGC2935 09h34m05-20゚54' 11.9等 Sb型。
 8cmではややむり。20cmで中心部がごくわずか見える。
NGC2986 09h42m00-21゚03' 11.9等 E1型。
 5cmで見える。25cmではっきりする。9等星が10'北に先行。
NGC3078 09h56m02-26゚41' 11.9等 E3型。
 8cmで可能。
NGC3109 10h00m08-25゚55' 10.5等。
 8cm以上を要する。
NGC3145 10h07m07-12゚10' 12.0等。
 
λ星から9’離れている。8cm以上での対象。25cm以上で長円形明らか。
NGC3585 11h10m09-26゚29' 11.0等 E5型。
 5cmで見える。8〜10cmでも小さく見えるだけ。
NGC3621 11h15m09-32゚32' 9.7等 S型。
 7cmでかすかな星が見える。ゆがんだ形は 25cm以上から見える。
NGC3904 11h46m07-29゚02' 11.3等 E型。
 5cmでどうにか存在だけがわかる。
NGC3923 11h48m05-28゚33' 11.3等 E型。
 5cmでほんの中心だけ。8cmで輝く。
NGC41056 12h04m01-29゚31' 11.4〜12.0等
 二つの銀河が接近して見える二重星雲です。
 6cmで光の粒が見えますが、確かに二重だなぁと確かめるには、15cm以上を要します。
NGC5061 13h15m03-26゚36' 11.1等 E2型。
 極めて小さいが 5cmでも見える。5'離れて9等星が先行する。
NGC5101 13h19m00-27゚11' 12.0等 SB03型
 8cmで存在がわかる。4'北に9等星先行。
M83 (NGC5236) 13h34m03-29゚37' 10.1等 Sc型。
 地球に正面を向けているため、銀河面全体が見えている渦巻き銀河を 「
フェイスオン銀河」 と言います。
 しかし正面を向いている銀河は、星の重なり部分が厚くないため、写真写りは良いのですが、眼視ではどうしても全体的に光が淡くて、捕らえ辛くなります。
 さんかく座の
M33 やおおぐま座の M101 などを見て、がっかりされた方も多いでしょう。
この M83 も、5cmで中心部の明るいところだけ。10cmで周囲の薄れたところがわかりますが、20cmでも見え方に大差はありません。

重星 

Σ1270 6.6−7.3等
 5cmでもなんとか分かれるでしょう。8cmならはっきりとした重星です。薄黄色と濃い緑色の一対。
ε星1273) 3.5−6.9等
 離角が小さいので、分離するには最小限 15cm以上が必要です。
 このふたつの星は 15年の周期でめぐり合っていることがわかっています。地球から 135光年の距離にあります。
17番星1295) 6.6−6.9等
 5cmで分離する。
Σ1347 7.3−8.2等
 6cmで分かれる。
Σ1348 7.5−7.6等
 最小限8cmを要します。10cmで高倍率ならたやすく分離するでしょう。
Σ1355 7.4−7.5等
Σ1365 7.3−8.3等
 8cmで分かれる。
Sh110 6.1−7.2等
 5cm以上を要する。
Σ1474 6.4−7.6等
 5cmでなんとか分かれる。
N星,HV96 5.8−5.9等
 5cmで分離します。10cmでよく見える。黄色と紅色の1対。
4455 6.0−8.2等
 分離するには最小限 10cm以上が必要です。主星の色は黄橙色。
Jc17 6.3−8.0等
 伴星が淡いので、5cmではなんとか見える程度。
651 5.9−6.8等
 6cm級で見える。白色と青色。
54番星HV97 5.2−7.2等
 5cmで分離します。主星は黄色または黄橙色。番星は緑色。

変光星

 7.4〜13.3等。 ミラ型。周期 257日。
 7.2〜13.2等。 ミラ型。周期 288日。
 8.0〜13.6等。 ミラ型。周期 302日。
 6.9〜7.9等。 半不規則型。
 7.9〜9.2等。 不規則型。 地球からおよそ 530光年の距離にある赤色巨星。
 6.0〜12.5等。 ミラ型。周期 533日。
 4.0〜10.0等。 ミラ型。周期 386日。
 7.7〜11.6等。 半不規則型。周期 382日。