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============================== . みんなが苦労している中で、『出来たよ』
と得意そうに持ってくる子が出ます。表も裏も本当にパタパタ落ちるかどうかをみんなに見せて。「ついに出ました。本日第一号の成功者でーす。拍手!」と大声で褒めてあげます。するとみんなで拍手して、本人は鼻高々です。第二号も第三号も同じように褒めてあげます。ますますみんなは褒められたくて、必死に考えて作ります。 以前、長崎市内の放課後教室を担当する職員さん達に対して講座をしたことがあります。偶然1年後に一人のお母さんにお会いしまして、1年前は大変有難うございましたと、丁寧にお礼を言われたことがあります。その放課後教室には、ほとんど人と会話できない引っ込み思案の女の子がいて、学校でいじめの対象になっているのではないかと、とても気になっておられたようですが、「バランストンボ」 の作り方と遊び方を覚えてから、周りの友達に得意そうに教えている姿や、「ほかにも知っているのを教えて」 とせがまれている様子を見て、安心しました。これも先生の講座で教えていただいたおかげです。と話されました。そしてなんと、その子のお宅を訪問した際、玄関と言わずリビングと言わず、自分の部屋から弟の部屋まで、家じゅうのあらゆるところに何百ものバランストンボが飾られているのを見て、とても感動した そうです。
それから私はどの講座の前も
「今日の目的は、手品のやり方をしっかり覚えて、家でもう一度練習して、『学校に戻ったら友達に見せて自慢すること』です。そしてクラスのヒーローになることです。そのためにしっかり私の説明を聞いてくださいね。」
と言う事にしています。 ある公民館の子ども講座でこの「パタパタ」を紹介したところ、後日あるお母さんから「うちの子は、自分で木を削って長いパタパタを作り、近所の子に自慢しているんですよ。」 と報告がありました。 そうした子供がひとりでもでれば、自分が趣味で、ただ子ども達が不思議がってくれるのを楽しむというだけで続けていることも、少しは役に立っているのかとホッとさせられます。 参加した子供のうちひとりでも 「楽しかったけど、後ろの席だったから声が良く聞こえなかった。何をしているのかよくわからなかった。」
と言って帰る子をゼロにしたい。参加した子供のすべてに「面白かった。家に帰ってまた作ってみよう。」 と思わせたい。そのために机の配置を会場なりに工夫したり、時にはテーブルに一人必ず大学生のサポーターさんの確保をお願いしたりもしています。
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