おもしろ科学手品講座

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・・・ 空飛ぶ電気クラゲ ・・・

講座指導:諫早市多良見町 子ども科学てじな講師 田浦 和憲憲



【 材料 】  長風船(または塩ビパイプ) 荷造り用のビニール紐  ティッシュペーパー はさみ くし

【 あそび方 】 
 
・・  10cmくらいに切ったビニール紐を横に広げ、幅1ミリくらいに細く裂きます。それを数本束ねてしばります。
 結び目を手に持ってティッシュペーパーで何度かこすってください。
 まるでクラゲのようにフワッと広がります。
 
 
 長い棒状の風船を、同じようにティッシュでこすります。
 ビニール紐を空中に放り投げて風船を下から近付けると、
クラゲは風船に操(あやつ)られているかのように、ふわふわと漂(ただよ)って逃げていきます
 
【 原理 】 
 
  ・・  静電気による反発力(はんぱつりょく)を利用した遊びです。
 反発力は同種の電荷(でんか)どうしに働きますので、紐と棒風船は同じものでこするようにしてください。
 もちろん違った物でこすって結果を試してみるというのも面白いと思いますがね。

 ビニール紐をティッシュでこすると、紐の方に負電荷 が帯電(たいでん)します。
 そのとき
ティッシュには正電荷 が溜(た)まっているわけです。
 ビニール紐を、布(あるいは毛皮)でこすっても良いと書いてある本もありますが、そのときにはビニール紐が正電荷、布が負電荷です。

・・
 スーパーのレジ袋から小さなチョウチョの形を切り取って浮かせても面白い動きをします。
 静電気を帯びやすい物質は身の回りにたくさんありますので、いろいろと作って研究するのも楽しいでしょう。

 また棒風船の代わりになる物としては、塩ビのパイプ(ホームストアにある)、セルロイドの下敷き、ストロー、プラスチック定規などが利用できます。

   クラゲと風船を無理に接触させてしまうと、そのあとどうなるのか、などもやってみて下さい。

 高学年の参加者がいる場合は、静電気の正体が 電子(でんし)の移動 であることを話してください。
 物質を構成している原子が陽子と電子で出来ていることは習っていると思います。

 こうやってこすりつけられるだけで、原子から飛び出した電子は簡単に移動するんだという不思議も感じてもらえればと思います。

 

【 工夫 】 
 
・・  「先生、クラゲが全然飛ばないよ。」という不満のほとんどは、クラゲを雑(ざつ)に作った場合です。
 クラゲは
なるべく軽く 作りましょう。幅が2ミリ以上になったり、本数が増えすぎると、なかなか浮いてくれません。

 ティッシュでちから一杯ゴシゴシこすっても、かえって帯電しません。同じ方向に軽く数回、(な)でるくらいで充分 です。

  ・・
 残念ながら梅雨の時期や蒸し暑い夏の午後などは、成功率が下がります。湿気の少ないからっとした日を狙ってください。

 もし湿度計(しつどけい)がある部屋なら、そのときの 湿度 と、くらげが浮いていた秒数 とを記録していけば、それでもう立派な自由研究の報告になりますよ。

 

もっとくわしく知りたかったら  かんたん不思議!「100円グッズ実験&マジック」 第21ページ 福井広和 著 主婦の友社 \880
または 「子供に受ける科学手品77」 第152ページ 後藤道夫 著 講談社ブルーバックス \820
または 「長崎市科学館児童指導員研修資料」

 

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