おもしろ科学手品講座

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衝撃のハンドパワー水しぶき ・・・・

                                                     講座指導:諫早市多良見町 子ども科学てじな講師 田浦 和憲


【 材料 】  台所用金属ボウル 濡(ぬ)れタオル 水

【 あそび方 】
 金属のボウルにたっぷりの(8分目以上)水を入れ、滑(すべ)らないように濡れタオルの上に置きます。
 手のひらに水を少し付けて、ボウルの縁(ふち)を両手でこすっていきます。

 しばらくこすっていると水面に波紋(はもん)ができ、やがて
ボウルの縁から水しぶきがあがり出します。
 コツがつかめるまでは石鹸で手の脂(あぶら)を落としたり、指の腹や親指の付け根など、いろいろなこすり方を試してみてください。

 私はお風呂の手摺(てす)りをキュッキュッと鳴らす時のような要領(ようりょう)で、ボウルの縁を親指の付け根で押しつけるようにこすると、すぐに波紋が出来はじめました。

   何度か練習するうち、ボウル全体が大きな音で振動をしはじめ、波しぶきが 20 cm以上も飛び上がって、すっかりまわりの机を濡らすほどになりました。

 公民館の子ども講座で披露したところ、子どもたちは大喜びです。さっそくみんなで挑戦し、10 分もしないうちに、全員が巨大な水しぶきを立てられるようになりましたよ。

 

【 原理 】
 ボウルに限らず、物には全て、その物体が最も振動しやすい特有の「固有振動数(こゆうしんどうすう)」があります。
 地震の時に、ある高さのビルだけが崩壊を免(まぬが)れたりする現象は、このためです。

 ボウルの縁がある振動数でこすられた時に、その規則的な振動によって、ボウル全体が
共振(きょうしん)現象を起こしたのです。
 その振動で発生した水面波は、共振点のある4ヶ所に集まって合成され、
増幅(ぞうふく)するため、やがて水しぶきとなって飛び跳(は)ねるのです。

 海底の地震によって津波(つなみ)が発生し、入り組んだ湾の中で何本かの波が合体して、思いがけぬ大被害を及ぼしたりするのも、この「波の合成」の原理です。

 

もっとくわしく知りたかったら : 「子供に受ける科学手品77」 第48ページ 後藤道夫 著 講談社ブルーバックス 820円
または ニュートン別冊「理系脳を育てる実験と工作」実験編 第82ページ 日本ガイシ ニュートンプレス社 1000円

 

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