おもしろ科学手品講座

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どうしても吹き込めないティッシュ ・・

講座指導:諫早市多良見町 子ども科学てじな講師 田浦 和憲


【 材料 】  ペットボトル ティッシュ 数冊の本または水平な台

【 あそびかた 】 
・・ (1) ティッシュを3p四方くらいに切り、それを丸めて小さな玉を作ります。
(2) 200
ccくらいの大きさのペットボトルを、重ねた本の上に水平に置き、口のすぐ内側にティッシュの玉を置きます。
(3) お友達に、「ペットボトルの口に向かって水平方向に息を勢(いきお)いよく吹き込み、このティッシュの玉をボトルの中へ吹き込んでください。」と頼みましょう。
「なんなら遠慮(えんりょ)せずに、ティッシュに直接吹きかけたって良いよ。」と言いましょう。
 
 そんな簡単なこと、誰にだって出来るはずですよね。でもお友達は、
絶対にボトルの中へ吹き込むことは出来ない でしょう。
 息が強すぎてボトルが動くときには、ボトルを手で支えてもかまいません。何度やってもティッシュは、息とは反対の方向に (ペットボトルの外側へ) 飛び出してくるので、お友達はびっくりします。

(4)「じゃあ今度は僕がやってみるね。」と言って、あなたはボトルの口の上方向から、真下に向かってそっと吹いてください。するとティッシュは ボトルの中へ吸い込まれてくれます。


 【 原理 しょにょ1 】 
 お友達が吹き込んだ息は、確かにその一部がティッシュの玉に当たります。
 しかし大部分の息はペットボトルの中に入り込みますから、その結果
ボトルの中の圧力が一瞬大きく なります。

 つまりボトルからはみ出そうとする空気の力の方が強いので、ティッシュは外へと押し出されるのです。

 ペットボトルを満員電車だと考えてください。乗客で一杯なので、もう一人も乗り込めそうにありません。
 それでも無理にひとり乗り込ませるためには、中にいる誰かをひとり、外へ押し出すしかないでしょう。
 


【 原理 しょにょ2 】
 
 「ベルヌーイの定理」というのがあります。それは、「空気や水などの流体(りゅうたい)は、速さが速いところほど、圧力が低くなる。」というものです。

 (4)で、あなたがボトルの上から静かに吹いたとき、ボトルの口は一瞬圧力が低くなります。
 そのためボトルの中の空気が、右図のようにわずかに外へ押し出されます。

 おかげでティッシュが入り込む空席ができたというわけです。
 練習すればすぐにできますから、頑張ってください。

 

もっとくわしく知りたかったら 不思議発見!「科学の手品101」 第111ページ 藤丸卓哉 著 ワニ文庫 \550
または 「科学でゲーム ぜったいできる」 第49ページ コブ/ダーリング 著 さえら書房 \1133

 

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