おもしろ科学手品講座

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・・ 遂に実現!宙に浮く水  

講座指導:諫早市多良見町 子ども科学てじな講師 田浦 和憲

 

【 材料 】 ペットボトル テレフォンカード(紙のカードでも良い) フイルムケース はさみ キリ 爪楊枝 紙ヤスリ

【 あそび方 】 
ペットボトルに水を入れ、テレフォンカードを載せてフタをします。
 「さあこれを逆さまにして手を離しますよ。近くの人は水浸しになるかも知れないから注意してね。」
 などと言いながら、カードを押さえたままゆっくりと全体をひっくり返し、
手を離しても水はこぼれません

 「水はお互いに引っ張り合って小さくなろうとする性質があるからです。これを水の表面張力と言います。」
 と説明したあと、
 「でもちょっとでも空気が入るともう支えきれなくなって、ほら水はこぼれますね。」
 とカードをずらして水がこぼれ落ちてしまうところも見せます。

・・  
 「もう一度同じ事をやりますよ。今度はお水さん、空気よりも軽くなーれとお願いをしながらやってみます。」と同じ実験を繰り返します。すると今度は
カードをずらしても水は落ちません。

 「空気より軽い、宙に浮く水を遂に実現しました!」と言いながら、カードを格好良く放り投げてください。みんなは不思議そうに近寄って来てペットボトルの口を眺めます。
 「これ透明のふたをしてあるんじゃろう。」と言う人がいたら、「そんなことはありません。この水は空中に浮いているんです。その証拠につまようじを入れてみましょうか。」
 ペットボトルの口から爪楊枝を差し込むと、爪楊枝は水の中へ入って、上方へと浮き上がっていきます。

  
【 原理 】 最初の演示ではなんの仕掛けもありません。
   大気圧がカードを下から押していることも一つの原因ですが、確かに 表面張力 の強さを実感できる実験です。
 水はペットボトルに満タンに入れる必要はありません。なんなら着色された水を使うとより効果的でしょう。
 2度目の演示の時には、こっそりと透明プラ板で作ったフタをカードの下に重ねます。
 逆さまにしたとき、このプラ板のフタが表面張力でペットボトルに貼り付き、カードはフタに貼り付いていたのです。

 この 秘密のフタ は、フイルムケースの蓋でも作れます。断面が下図のようになっていますから、これの斜線部分を切り落としただけで見事にペットボトルの口の内径に合うのです。
 しかも中央には小さな突起まであるので、ここを切り取るとちょうど爪楊枝を通す穴にすることができます。

 この程度の穴であれば水はこぼれません。
 周囲の切り面は、観客にばれないようにヤスリで滑らかにしておきましょう。
 この
秘密のフタは、あなたの宝物 になることは請け合いです。

 

もっとくわしく知りたかったら 「子供に受ける科学手品77」 第28ページ 後藤道夫 著 講談社ブルーバックス 820円
または 「先生はマジシャン」 第69,73ページ 野呂茂樹 工藤貴正 著 連合出版 \1500
または 「科学手品18」 水の空中浮揚 小田 肇 著 株式会社テンヨー
または 「はじめてのおもしろ理科実験&工作」 第8ページ 福井広和 著 主婦の友社 \880
または 「かんたん不思議!100円グッズ実験&マジック」 第82ページ 福井広和 著 主婦の友社  \880

写真は佐々公民館 おもしろ科学実験講座にて

 

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